昨年5月にスタートした、「エコポイント制度」。消費電力が少ない冷蔵庫、地上デジタル対応テレビ、エアコンなどの家電を購入した場合にポイントが還元。商品券や商品、サービスなどと交換できるという制度です。
もとは、電力を節約できる家電を普及させることで、CO2排出量を抑え地球温暖化の防止に役立てることを目的にスタート。買い替えが活発になることで、経済の活性化にもつながるとされています。また、平成23年に完全移行する地上デジタル対応テレビの普及につなげたいとの一面も。
ただし、冷蔵庫、テレビ、エアコンを購入した場合、すべてにエコポイント制度が適用されるわけではありません。統一省エネラベル4つ星以上で、エコポイント対象商品としてステッカーが張っているグリーン家電が対象(左記参照)となっています。
当初、エコポイント発行対象期間は平成21年5月15日〜平成22年3月31日(水)購入分とされていましたが、2月上旬に平成22年12月31日(金)までに延長。登録申請受付期間と交換期間は変更なしで、それぞれ平成22年4月30日(金)まで、平成24年3月31日(土)までとなっています。
エコポイントと交換できるのは、商品券、プリペイドカード、地域型商品券、全国型の地域産品、都道府県型の地域産品、省エネ・環境配慮製品など。また、環境活動を行っている団体へ寄附することもできます。
エコポイントを交換する際には、申請書だけでなく、保証書や受領書などの書類が必要となるので、必ず保管しておいてください(左記参照)。
また、買い替え時にリサイクルすれば、リサイクル加点も。テレビとエアコンは3000ポイント、冷蔵庫は5000ポイントが追加されます。
1月末日時点で和歌山県内のエコポイント発行件数は、7万3704件。購入期間が延長されたのは、消費者にとってうれしいニュース。ぜひこの機会に一度考えてみませんか。
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| 和歌山市在住の主婦・佐々木陽子さんは、昨年8月に37型の液晶テレビを12万8000円で購入。1万7000ポイントを取得しました。同時にリサイクルポイント3000点が付加。合計2万ポイントを取得し、全国百貨店共通商品券と交換。2万円分の全国百貨店共通商品券が手元に届きました。「テレビの買い替え時期について迷っていましたが、知人にエコポイントの情報を聞いたのが決め手となりました。こんなに還元されてお得な気分です」と笑顔で話してくれました。 |
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昨年からスタートした「エコカー減税と補助金」制度。ハイブリッド車や電気自動車など、一定以上の排気性能と燃費基準を満たした車を対象に減税となったり、補助金が交付されます。
減税に関しては、自動車取得税と重量税が、100・75・50%の3段階で減免。ハイブリッド車は、自動車取得税と重量税が0円に。また、車の所有者が年に一度納付する自動車税においては、新車新規登録をした翌年度のみ約50%または約20%が軽減されます。期間は平成22年3月31日(水)までとされています。
また、車齢13年以上の車を廃車にして新たにエコカーを購入した場合には普通車で25万円、軽自動車で12万5000円が支給されるエコカー補助金。この制度は当初、平成22年3月31日(水)までとされていましたが、半年間延長され平成22年9月30日(木)までとされています。 |
自動車取得税 |
平成21年〜平成24年3月31日(土)に新車新規登録・届け出された車両 |
自動車重量税 |
平成21年〜平成24年4月30日(休)に車検を受けた車両 |
自動車税 |
平成22年3月31日(水)に新車登録した翌年度の1年間に限り減税 |
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